かたい、かわきにくい、くさいデニムが嫌だった

かたい、かわきにくい、くさい、3Kのようなズボンのデニム。

「かたい」、「かわきにくい」は、一般的によく言われている意見としても「くさい」は僕だけかもしれないな。こんな事言ってたらデニム業界に口をシングルステッチで縫われる。

それはおいといて、今はこんな弱点が大きく改善されたデニム生地はたくさんあり、もう過去の話といっていいかもしれない。

でもまだ、ストレッチやヨガやスポーティな場面で履いたり、デニムをパジャマにして眠ったり、なんて話はあんまり聞かない。

僕らはそんな場面でも迷わず履ける、オフィスでもアウトドアでも、シンプルで履き心地のいいデニムパンツを作ってみたかった。そしてそこそこいい線イっているパンツができたと思う。

Coolmax™️ Denim Trouser / クールマックスデニムトラウザーパンツ

 

「くさい」は若干言いすぎたところがあったかもしれないが、僕がそんな風に言ってしまうのは、僕たちが生まれ育った環境のせいもあると思っている。

僕たちの拠点、島根県益田市は意外と暑い。2017年8月に39.3℃を記録し全国1位となっている。お隣の津和野町も同年7月に全国1位となる猛暑日を記録している。

山陰地方にあって意外と思われるが日照時間も多い。

一方冬は、日本海側からの湿った冷たい風が吹き荒れ、体にまとわりつき、意外と寒い。益田市街は雪こそふり積もらないが寒い。市街から離れ少し山間部に入ればたちまち雪の世界。

つまり年中湿った感じになっている。ポーラがやっている美肌県グランプリでは栄えあるグランプリにも輝いた。なんなら3連覇とかしてた。その要因となったのはやはり水蒸気密度。湿気だ。

肌にはいいのかもしれないが、コットン100%で、厚めな生地のデニムの履き心地にはとっても悪影響だ。

加えて僕は汗かきでもある。

その結果、デニムは年中湿っぽく、パリッと乾燥することはなかった。それによって雑菌が繁殖し、匂いを放つようになったのだと思う。つまり半乾き・生乾きのあの感じの匂いが常にデニムからしていた。(僕だけかもしれないが)加えて湿ったデニムは肌と触れる部分での滑りが悪くなり、動きにくさも増した。

いやほんとこれは乾燥したとこで発明されたズボンだわ。

かといって、他に履きたいズボンや、かっこいいと思うズボンがあったわけでもないので、我慢しつつ履いていた。大人になって「おしゃれは我慢」って言葉を聞いた時は、首がとれるくらいうなずき共感した。

なんだかんだで7,8本のデニム、ジーンズを常に履き回し、履き潰れたら買い足している。

そんな時に出会った、クールマックス™️デニムの生地。

コットン73%、ポリエステル27%の混紡。10.5ozの生地。

今でこそ特別目新しい生地でもなく、いろんなメーカーやデニムブランドがこの生地でデニムを作っている。やはり既存のデニムブランドも伝統的な100%コットンだけではなく、この快適な吸水速乾性素材は無視できなかったのだと思う。

洗濯しても本当にすぐ乾く。しかも軽い。お気に入りの100%コットン、13ozのデニムは洗濯後に保水量が多いのかすごく重たい。これと比べたら驚きの軽さと速乾性。

※この写真は背面のパッチに石州和紙をつけるにあたり、洗濯を繰り返して、耐水性や耐久性をチェックしてた時の写真。

このデニムの僕たちなりのこだわりは、この生地を採用したことももちろんだけど、それ以外にも履き心地や動きやすさを左右する、ゆったりとしたリラックスフィットとスポーティなタイトフィットの中間を追求したこだわりがある。それはまた別の機会に書きたい。

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